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2016/08/12

グリーン・テキサス② カメ探し

すこぶる美味のドイツソーセージのランチを楽しんでいる間に土砂降りの雨も止んだので、自然保護区に戻った。雨が止まなくてもカメ好きの同行者に引き戻されていたに違いないが。

豪雨のあと水かさが増した川


見づらいのですが、
そのとき現れたペインテッド・バンティン
川の水かさがかなり増し、流れが急になっている。お目当てのマップ・タートルは下流に流されてしまったかも。。

ひとまず岸近くの遊歩道に降りると、美しいさえずりが聞こえてきた。艶やかな色をしたペインテッド・バンティンだ。バンティンは比較的高いところにとまってさえずる。オレンジのお腹とブルーの羽という美しい体色のおかげもあって見つけやすい。

カメ好きの同行者は、カメを探してずんずん川沿いの薮の中をかき分けて進んでいく。わたしは整備された遊歩道の上を歩きたかったが、言い出す前にクツはびしょ濡れでドロドロだ。ああ、もう仕方ない。

川の中にカメは見つからない。カメ専門家がすすめてくれたカメ観察ロケーションだ。ぜったいいるはずなのに、見つけられないのは豪雨のせいだろうか。

「いたぞ!」と大きな声。30センチ弱くらいの大きなカメが草むらを歩いている。雨上がりに草むらに産卵に来たメスのカメではないか、との推測。このカメがマップタートルかどうかを専門家に聞くために、写真を送信する。裏返すとお腹は少しオレンジ色だった。

雨上がりに草むらを歩いていたところを見つかったカメ

ファッションモデル並みにかなりの数の写真を撮られたあと、カメは水の中に帰っていった。その川のなかに目を向けると、なんとたくさんのカメたちが首を水面に出してぷかぷか漂うように泳いでいる。すごい数だ。やはりカメはこの川にいたのだ。しかしまだ彼らがマップタートルかどうかわからない。

「野うさぎがいるよ」。川辺にすんでいるらしいウサギをわたしが探している間に、いつのまにかずっと先をあるいていたカメ好きは、電光石火で川岸に浮かんでいた子ガメを捕まえた。さっきのカメと同種なのだろうか。甲羅がまだ小さいためか少し違うようにも見える。いくつかの種のカメはとてもよく似ていて、素人には見分けがつかない。また専門家に写真を送る。この子ガメも写真とビデオのためにしばらくポージングをさせられた。


つぎに水の中に入れて観察しようと、近くにあったゴミ箱から紙コップを拾い川の水を入れてきてカメを入れてやる。プカプカと手足を動かす様子が可愛い。




さっき写真を送ったカメ専門家からメールが来た。テキサス・リバー・クーターというヌマガメの仲間らしい。テキサス州の川や湖に生息しているカメだ。残念ながらマップ・タートルではなかったが、新しい種のカメを見ることができて大満足の嵐の日。

川岸で目を出しているカエル。見つけられますか?

地面にあがったカエル


2016/05/23

グリーン・テキサス① 豪雨

近頃、テキサスに投資が集まって、ずいぶんと景気がよいそうだ。あちこちでオフィスビルも作られているとか。それまでわたしの持っていたテキサスのイメージと言えば、西部劇やバーボンの本場ということくらい。そんなテキサスを訪れる機会がやってきた。自然保護NGOとのミーティング。そのあとでいくつかの自然保護区を訪問することに。

テキサスの観光地。アメリカの歴史を学ぶ上で重要な場所。



高層ビルから見る雨の様子。
ここから見る雷は迫力あり。
まず訪問したのは、自然保護NGOのオフィス。1階にスターバックスが入っている高層ビルの高層階。大きなガラスの窓から、テキサスのオフィス街中心部が一望できる。辺りには建設中のビルがいくつも。「すぐそばの橋の下に、コウモリの大群がすんでいるんだ。夕方、一斉にエサをとりに飛び立つ様子は必見だよ。毎日、大勢が見物に来ているよ」と、生物学者のスタッフが大きな窓から大通りを指差した。

夕立

立ち上がって窓に近づいたときだった。突如、橋の方向に閃光が走った。気がつくと橋の方角には黒く厚い雲が広がり辺りが暗くなっていた。大きな雷鳴とともに、大きな音をたてて激しい雨が降り始める。先週までしばらく雨の降らない日が続いていたが、この数日はめまぐるしく天気が変化しているという。気候変動の影響なのか、近頃は、いままでどおり雨の時期がやってこないし、突然豪雨になるし、とにかく天気が荒々しくなっているようだ。そういえば、ワシントンからのフライトでも、先に出た便がかなり揺れたとアナウンスされていたなあ。

洪水警告音を聞きながら自然保護区へ

テキサスの有名人といえば、ブッシュ元大統領。目指す自然保護区に向かう途中、彼の農場がある辺りを通り過ぎる。初夏。道路の両側にはワイナリーや農場が広がり、緑が濃い。小川も多い。まったく映画の西部劇の景色とは違う自然豊かな土地だ。


テキサスには丘が多い。
道路の両側には濃い緑が広がるが空はどんよりムード。


宿泊先を出発する前に、スマートフォンが大きな警告音を鳴らし始めた。「Flood Warning」洪水警告だ。「低い場所から直ちに退避!」と表示。最近のスマートフォンの機能は頼もしい。ドライブの途中でまたも警告音。何度か川の近くを通り過ぎたが、そのたびに不安になる。この時期、洪水で被害者が多く出ており、前日も死者と行方不明者がでていた。

自然保護区に到着する頃には、空は黒い雲で覆われ、ときどき稲光が走り、わたしたちのスマートフォンは、警告を鳴らし続ける状態が続いていた。雨が降り始める。公園事務所に着いた頃には土砂降りに。公園で生き物探しのまえに、まずはランチをしながら雨のあがるのを待つことにした。お目当てのマップ・タートルに会いにいくぞ!

到着したときには乾いた通路。豪雨の後は急流に変身。

テキサスにはドイツ移民が開拓した村がある。ドイツレストランでランチ。
カレーソースのソーセージ。美味♡

ランチの間に雨があがった。よし、公園に戻ろう!