Translate

2015/08/17

ワシントンD.C. ③ 野生の生き物は手入れされた芝生にやってくる

ワシントン周辺の家々は、たいてい木々に囲まれ、芝生があります。この芝生、きれいなのですが、メンテナンスが大変。特に夏の前後は草の勢いがあるので、しばらく刈らないと大変なことになります。ほとんどの家はきれいにしているので、自分の家だけ草が生い放題というわけにはいきません。旅行で二週間家を空ける、となると、旅の直前・直後は芝刈りに追われます。

面白いことに、野生の生き物は、手を入れていない庭よりも、芝刈り直後の庭に現れます。あまり気の進まない芝刈りも、動物たちに会えると思うと、頑張ろうという気にさせられます。

芝刈りのときに見つけたハコガメ。

初夏には、芝刈り直後に、カメたちが池からあがって産卵していました。春の朝は、カナダ雁たちの親子。刈った直後に生えてくる柔らかい葉っぱを狙ってきたようです。カナダ雁たちは、同じように柔らかい新芽を目当てにやってきて、庭に巨大なフンを落として帰っていきます。

最近の芝刈りの翌日は、ロビンが飛び交っていました。草丈が短くなると地上の虫を捕まえやすくなるようです。

芝刈り後にやってきたシカの一家。
シカたちも歩きやすくなったのか、芝を刈るとよくやってきます。


野生の生き物たちは、人間の暮らしぶりを把握して、うまく利用しているみたいです。