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2013/09/20

大都市ジャカルタは、より大型、より高級に。



多数の島を持つインドネシアの首都・ジャカルタは、この国の多様な自然と文化を訪ねる旅の最大の拠点です。

7年ぶりに訪れたこの大都市は、今まで以上の活気を放っていました。まず、スカルノ・ハッタ空港がきれいで便利になっていてびっくり。そして、空港からの道中、周囲を走っている車が新しい。おしゃれなお店も増えていました。最新の高層ビルや一流ホテルも増え、大型のショッピングセンターもあちこちにできていて、世界からの一流品が並んでいます。

歩道も以前よりゴミや物乞いが減ってます。ただ、ときどき平らでないところとやいきなりの穴とかもあるので、気をつけて歩かないと。渋滞がひどくない週末なら、ベモやタクシーにのれば、お手頃価格で中心部を移動できます。

オーガニックレストラン

雰囲気の良いベトナム風レストラン。
ベトナムコーヒーとコロッケが美味しい!

このコーヒー屋さん、いろんなコーヒーがいろんな飲み方で注文できます


インドネシアで調査などを行う際に、ジャカルタは情報収集とネットワークに重要な場所です。国際機関やNGO、政府機関や大使館関係、主要関係者へのアクセスが集中しているからです。

フィールドから帰ったあと、熱いシャワーを浴びることができ、たくさんの食べ物の選択肢があり、たくさんの人のうごめく様子を感じられることなども、熱帯以外の国からの訪問者に休息をくれる場所とも言えるかもしれません。

ただ、渋滞はものすごいです。上空の空気もヘイズっぽい日が多いのは、排気ガスの影響もあるかもしれません。友人一家は、最近の渋滞のひどさと空気のひどさに、緑の多い近隣のボゴールへ引っ越しを決めたそうです。

インドネシアは、森林保護を含めた気候変動への取り組みを強化を表明しているのですが、経済発展にともない、自然資源の開発や土地の転用によって森林が急激に減少しています。森にすんでいた希少動物もどんどん減っています。一方、希望になるのは、エコツアーが増え、自然への市民の関心が高まっていることと、環境学習が増えてきていること。子供たちの世代から、新しい自然保護を基盤にした経済や政治を行うリーダーが育ってくるのを期待しています。

昔ながらのサテ屋さんも健在で美味しい。
ひたすら串刺しを作る男たち