雨上がりの大英博物館入り口 |
お気に入りの博物館の一つが、ロンドンの大英博物館です。常設展なら入場料が寄付だけ(金額は自分で決められます。寄付しない人もいるみたいです)でOKというお手軽さもあって、数時間でも空いた時間が作れれば、バスでRussell Streetに向かいます。
メトロ網も充実しているロンドンですが、歴史のあるバスもロンドン市内の移動にすこぶる便利です。赤い二階建てのバスは乗るのも楽しく、料金も安いし安全。狭い道を鮮やかに運転するドライバーのテクニックは感動ものです。
お猿の根付け。お釈迦様の手から逃げられない孫悟空 |
さて、大英博物館のなかに、三菱が寄付している日本などの美術を中心に展示するコーナーがあるのですが、その入り口に根付けがずらっと並んでいました。実用品でもある根付けは、限られた大きさと重さのなかで、面白みと美しさを表現する芸術でもあります。
そして、サルのすむ国、中国や日本など東アジアのものだけあって、サルをモチーフにした根付けもけっこうあるのです。孫悟空などの話や、十二支の一つでもあり、アジアの人々にとって、サルはずっと身近な存在だったのだと思います。
かなりリアルなサル |
根付けのひとつひとつは手のうちに収まる小ささ。 |
この日、急遽捻出した時間での観覧。二時間で急いで展示を見て、空港に向かいました。でも短い時間でも、歴史を感じるものや素晴らしい芸術に触れて、心の栄養をたくさん吸収できました。