水の豊かなパンタナルでは、多くの水鳥を始め、たくさんの鳥を見ることができます。平地が多く、鳥が留る木も比較的分散して生えていて視界を確保しやすいため、バードウォッチングに格好の場所です。
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ジャビル。コテージのすぐそばの池で |
コウノトリの仲間の巨大な鳥、ジャビル(Jabiru)にもすぐに出会えました。羽を広げると本当に大きくて、圧倒されます。空を飛ぶ姿は優美で、飛行機に乗っているときにその横に並んで飛んでいるのを見ると、わくわくします。
ヒヤシンスインコ(Hyacinth Macaw、スミレコンゴウインコともいうようです)は、バードウォッチャーのバイブル(?)「BIRDS OF BRAZIL-Pantanal and Cerrado」(John A. Gwynne他)の表紙になっている鳥です。ペットとして捕まることが多く、1980年代には1500羽まで減ってしまいましたが、1990年代に始まった保全プロジェクトが成果をあげ、15年間に3倍まで個体数を増やすことができました。
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ヒヤシンスインコのペア |
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保護プロジェクトのスタッフに抱えられるヒヤシンスインコのひな。
成鳥の羽に生え変わる途中 |
ほとんど体の大きさくらいあるくちばしを持つオオハシ(Toco Toukan)も人気の鳥です。鮮やかなオレンジ色のくちばしのこの鳥が、青空を背景に飛んで行く様子にはうっとりしてしまいます。
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オオハシ |
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木の穴から顔を出すオオハシ |
インコやオウムの仲間は、色鮮やかです。たくさんの種類がいますが、くちばしや羽の色で見分けることができます。
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Turquoise-fronted Amazon。体長は約38センチメートル |
パンタナルでは、タカなどの猛禽類も多く見られます。狩りの様子も頻繁に見ることができました。サバンナホークやその名もロードサイドホークなどを農道からよく見かけます。
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サバンナホーク(Savanna Hawk)。体長約60センチメートル |
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農場のオーナーのリタさん。超一級のネーチャーガイド |
滞在したコテージのオーナーのリタさんは鳥に詳しく、名前や種だけでなく、いつどこでどんな鳥が見られるかかなり完璧に把握。写真を撮る間もじっくり待ってくれます。日本人ファンも結構いるみたいで、ビジターノートには日本語の感謝・感激のメッセージがいくつも寄せられていました。