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2014/01/15

バングラデシュの自然を訪ねて ーその2<世界最大のマングローブの森・シュンドルボン>  

ベンガルトラを求めて、バングラデシュの世界最大のマングローブ林・シュンドルボン(Sunderban)(*最初シュンドルバンと書いていましたが、多くの文献でシュンドルボンとなっていたので訂正しました。ちなみに米国人友人はサンダーバンと発音していました)を訪れました。1997年に世界遺産(The Sunderbans)に登録されています。

ダッカから中型機(リージェント航空を利用。他にも会社あり)で1時間弱。ジェソール(Jessor)に到着し、そこから車でクルナまで移動します。かなり時間の余裕のある場合は、ダッカからクルナまで陸路移動もできます。クルナは割と大きな町で、イスラム王朝の遺跡があるそうですが、今回は時間がないため、遺跡好きとしては残念でしたが、クルナ観光はパス。

町と町の間には、畑が広がっています。ときどき何かの工場やレンガブロックを焼く場所がありました。広場のようなところで、男性がクリケットしている光景をよく見かけました。旧英領ならではです。最近、魚の養殖が増えているとのことで、養殖池もたくさんありました。

マスタードの黄色い花があちこちで咲いていてきれい
線路も列車が通らないときは通路・物干し場・作業場!

長時間の自動車移動を楽しくしてくれたのは、トラックたち。車体にとてもカラフルな絵が描かれていて、それぞれ違うのです。最初のうちは喜んで1台ごとに写真を撮っていたのですが、多すぎてそのうち目で追うだけに。すれ違う車は、トラックがほとんどでした。

車体の絵にはどんな意味があるのかしら

すれ違うトラックを見るのが楽しい

台車を運ぶ若者たち

わらを運ぶ自転車

船着き場に到着すると、現地の観光客の人たちに頼まれて、一緒に写真をとりました。同行のアメリカ人には声がかからなかったのですが、外国人の少ない場所だったから外見の似ている日本人の方が話しかけやすかったのかも。

船で数時間移動して、昼食。スパイスがほのかに効いて、味の濃すぎないインド料理といった感じで美味しかったです。そのあと、すぐ着くかなーと思いましたが、日没を楽しみ、星が空に広がり、夕食の時間が来てもまだ着かず、船内のベッドで休憩。うとうとしていた月が真上に輝く夜中に、急に船が止まりました。川に沈む木にひっかかってしまったのです。なんとか脱出して移動再開。深夜に「到着」との肉声アナウンスが。



大きな川に赤い日が沈む。まるでバングラデシュの国旗のよう

到着したのは、陸ではなく、さらに大きな船の停泊地でした。大きな船は、より多くの人の旅の本拠地になっていて、ベッドルームやシャワーもあり、食事室もあります。すでに小型船のベッドに落ち着いていたので、そのままそこで寝ることにしました。

観光の拠点となる大型の船

翌朝、かなり早朝の靄のなか、エンジンのない舟に乗り換えて、生き物観察に出発です。