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2014/05/24

スリナムの旅③ 世界遺産の中央スリナム自然保護区へー”奇観の岩山ヴォルツバーグ”

1600万ヘクタールの原始の森を誇る中央スリナム自然保護区は、1998年にNGOのConservation Internationalとスリナム政府により設立され、2000年に世界自然遺産に登録されました。5000種以上の植物や、8種の霊長類、ジャガー、オオアルマジロ、ナマケモノ、コンゴウインコやコックオブザロック(イワドリ)などたくさんの魅力的な生き物がすんでいます。

中央スリナム自然保護区。

ユネスコ世界遺産のウェブサイト  http://whc.unesco.org/en/list/1017/

中央スリナム自然保護区の地図 Central Suriname Nature Reserve


中央スリナム自然保護区へ

パラマリボの空港をチャーター機で飛び立つと、すぐに眼下に広大な森が広がります。緑の濃い森と、いくつもの蛇行した川や何カ所かの金やニッケルの採掘場の上空を越えて、約1時間のフライトの後、周辺の森林や岩山にいくための本拠地となるロッジがある川の中州の小さな滑走路に着陸。今回は少人数の探検チームです。一同は、飛行場近くに飛んできた二羽のスカーレットコンゴウインコに感激しながら、ボート乗り場へ向かいました。

広大な森と自然の川の上を飛びます。

草地の滑走路。ここに着陸します。

この旅には、コックが同行しています。観光ロッジの炊事場でチームのための料理を作ってくれるのです。フィールドでは最低限の食べ物と言うことが多いので、彼の料理はこの上ない楽しみでした。ただ、彼はとってもマイペース。下ごしらえに時間がかかりすぎて、作ってくれた料理を食べる間もないまま出発ということが何回もありました。ある昼下がり、彼がジャガイモを剥いていたので、何を作るのか聞くと、チキンと併せてスープにする、と答えてくれたのですが、その料理には出会えなかったです。(誰の胃袋に入ったのかは謎のまま・・)

太陽光発電が使われています

ユネスコ世界遺産の説明が

このロッジからは、たくさんの見所に行くことができます。コパナム川(Coppename River)上流の滝(The Raleighfalls)。大きな岩山のヴォルツバーグ(The Voltzberg)。イワドリ(Cock of the Rock) の生息地、原生の森林、珍しい生き物たち。原生の自然の9割が残るスリナムならではの魅力満載です。

ロッジにいたタランチュラ


<スリナム・写真アルバムはこちら>