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2015/01/07

オーストラリアの大自然・ブルーマウンテンへ

しばらく会議の話題が続いたので、街を出てフィールドへ!こういう会議のときのフィールドツアーには生き物や自然の専門家が参加していることが多くて楽しさ数倍なのですが、直前だったので、WPCで申し込めるフィールドツアーは残念ながらどれも満員。

そこで、シドニーから日帰りできるブルーマウンテンへ行くことにしました。レンタカーで片道2時間。お天気も最高!


ブルーマウンテンの展望台。左下に見えるのがスリーシスターズです。

おおお〜!と思わず声を上げてしまう雄大な景観。圧巻はスリーシスターズという大きな岩。伝説によると、三人の美しい姉妹が姿を変えたものだとか。姉妹は違う部族の兄弟たちと恋をします。姉妹の部族はこの恋を許さず、相手の兄弟は力づくで彼女たちを連れて行こうとして、戦が始まりました。部族の賢者は三人の姉妹を岩に変えることに。賢者は後で三人をもとの姿に戻すつもりだったのですが、戦で殺されてしまい、三人をもとの姿に戻す呪文を知る人は誰もいなくなってしまったのです。岩はいまもすらりとした美しい姿で立ち、背後には広い大地に森が広がっています。



キバタン
ビジターセンターは充実しているし、周辺のトレイルもやケーブルカーなども利用しやすくて便利です。少し歩くと、白い体に黄色いとさかがキュートなsulphur crested cckatoo(キバタン)がたくさん舞っていました。オーストラリアとニューギニアおよび周辺に生息しています。ペットとして飼われることも多く、都会では数が増えすぎて鳴き声などが問題にされているところもあるようです。なんと70歳以上も長生きするものもいるそうです。


コアラだよー

ブルーマウンテンまでの途中で寄ったFeatherdale Wildlife動物園では、コアラとのツーショット写真を撮ることができました。一人ずつ順番です。列に並んでいたのは、ほとんど大人たち。キラキラ目を輝かせてはしゃいでいます。そういえば、G20のため訪豪していたプーチン大統領も、コアラを抱いて写真撮影していました。

飼育員がエサでコアラを引きつけるのですが、しばらくすると疲れてしまうので(疲れさせないために)、次のコアラに交替です。数頭のコアラが交替で人間を楽しませてくれていました。

大抵の動物園では、動物やエサのにおいに気づくことが多いのですが、ここでは、アロマオイルにも使われるユーカリなどの葉の香りのおかげで、園の中全体が良い香りでした。



オーストラリアには、カンガルーやコアラなどの有袋類という独特な動物が暮らしています。この状況は、生き物の生存競争(北米などでは他の生き物に捕食され絶滅してしまった)と地球の地殻変動が合わさった結果なのだそうです。

ウォンバット。有袋類です。

ワラビーも有袋類です。